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浴室暖房乾燥機(ガス式)の点検

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浴室暖房乾燥機は、法改正があり2021年8月から法定点検の対象外となっています。しかし、点検をしなければ寿命が短くなる可能性があるので、点検は大切です。ここでは、浴室暖房乾燥機の寿命や点検内容についてまとめました。

浴室暖房乾燥機は法定点検対象外

浴室暖房乾燥機は、長期使用製品安全点検制度の対象製品の1つでした。しかし、技術基準が強化されて経年劣化対策が進み事故率が大きく低下したとして、2021年8月の法改正によって「特定保守製品」9品目のうち浴室暖房乾燥機を含む7品目が削除されました。現在、長期使用製品安全点検制度の対象となっているのは、「石油給湯器」と「石油ふろがま」のみです。

出典:経済産業省|消費生活用製品安全法改正について(https://www.meti.go.jp/product_safety/producer/shouan/07kaisei.html)

義務はないが点検は受けたほうが良い

浴室暖房乾燥機の寿命は10~15年

平均的な目安として、浴室暖房乾燥機の寿命は10~15年と言われています。ただし、使用頻度によってはもっと寿命が短くなることがありますが、点検をすることで寿命を長くすることも可能です。

浴室暖房乾燥機は長く使うと経年劣化による故障リスクが高まり、電源が入らない、異音や異臭がする、効きが悪くなるなど様々な異変が現れる恐れがあります。

点検を受ける時期は10年が目安

多くのメーカーでは、設計標準使用期間を10年と設定しています。パナソニック製品では、10年を目安として点検時期を知らせるランプが点灯するようになっています。この期間を過ぎると故障リスクが高まるので、1度点検を受けて機器の状態をチェックすることをおすすめします。

点検をすることで、異常があれば早期発見をして修理・交換をすることで深刻な故障を予防できます。安全性や性能を確保して使用し続けることにもつながります。

出典:Panasonic|点検時期お知らせ機能について(https://www.panasonic.com/jp/company/living-appliances/product_information/chouki/info/notification_function.html)

浴室暖房乾燥機の点検内容

浴室暖房乾燥機の点検内容は、依頼する業者、メーカーによって異なります。一般的に行われる点検項目としては、以下が挙げられます。

基本的には点検基準に適用していることを確認するものであり、修繕や整備は別途行われることになります。費用についても内容によって異なりますから、事前に確認すると良いでしょう。

消費者代表・喜々子さんのまとめ

浴室暖房乾燥機は法定点検の対象外となっていますが、点検が不要ということではありません。異常があれば修理することもでき、より安心して長く使えるようになるので点検は重要です。ガス式浴室暖房乾燥機の点検を考えるなら、「ガス機器設置スペシャリスト(GSS)」の資格を持つ事業者にお願いするのがおすすめですよ。

このサイトでは、この「ガス機器設置スペシャリスト」がどんな資格なのか、なぜこれがあると安心なのかを解説しています。安全・安心なガス機器設置のために、ぜひ参考にしてください。