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異音がする、なかなか洗濯物が乾かない、電源がつかないなど、よくある浴室暖房乾燥機のトラブルを紹介します。それぞれの対処方法をまとめていますので、もし浴室暖房乾燥機の調子が悪い場合に試してみてください。
目次
浴室暖房乾燥機から異音がする場合には、下記の対応を試してみることがおすすめです。
例えば横から差し込むタイプのフィルターが少しでもずれたままになっていると異音の原因になるため、説明書を確認して正しく取り付けられているかを確認してみてください。また、浴室暖房乾燥機を運転する際に給気口まで閉じてしまい完全な密封状態になっていると換気の音が大きくなることもありますので、給気口が閉じている場合には開いてみましょう。給気口がない場合には、窓や浴室のドアを少し開けてみてください。
電源がつかない場合には、下記の方法で確認をしてみてください。
手持ちタイプのリモコンを使用するタイプであれば、「電池が切れていないか」「電池が正しい向きで入っているか」を確認します。リモコンに問題がなさそうであれば、ブレーカーが「電源が入っている状態か」を確認してみてください。何かのきっかけでブレーカーが落ち、そのままの状態になっている可能性もあります。
リモコンもブレーカーも問題がなければ故障の可能性も考えられますので、購入店舗やガス会社、管理会社などに問い合わせてみてください。
電源は入っているものの温風が出ない、また風が弱い場合には下記の対処法が考えられます。
温水式の浴室暖房乾燥機の場合には、熱源機から循環される温水を利用することによって、浴室内に温風を送り込む仕組みになっています、この時、温水が十分に温まっていないと風が出ないため、温まるまで少し待つ必要があります。ただし、待っても症状が改善されなければ熱源機が故障している可能性も考えられますので、購入店舗やガス会社、管理会社などに相談してみましょう。
浴室暖房乾燥機をかけているのに洗濯物がなかなか乾かない場合には、下記の対処方法を試してみてください。
乾燥機をかけていても、窓やドアが開いていて湿度が高い空気が入ってくる状態になっていると、洗濯物も乾きにくいため、開けっぱなしになっていないか確認してみてください。ただし、完全な密封状態にならないように注意しましょう。また、浴槽内にお湯が残っていると浴室の湿度が高くなり洗濯物が乾くまでに時間がかかりますので、排水します。加えて、浴室内の水滴を拭き取っておくことがおすすめです。
さらに、干す時に洗濯物同士が近い状態になっていると、温風が洗濯物の間を通り抜けにくくなります。そのため、5〜10cm程度の間隔を空けて洗濯物を干すようにすると良いでしょう。
また、フィルターの目詰まりが起きていると風量が減って運転効果が低下するケースもあります。フィルターは月に1回程度掃除するように心がけてください。
浴室暖房乾燥機から、色がついた水滴が落ちてくることがありますが、この場合の対処法は下記の通りとなります。
これは、普段使用している入浴剤が原因であると考えられます。浴室暖房乾燥機が浴室内の湯気を吸い込み、結露した水滴が落ちてくることがあります。この時入浴剤の成分も吸い込んでしまった場合に、色がついた水滴が落ちてくるケースがあります。また、温泉水や温泉成分を含む入浴剤を使用した湯水が本体に付くと、変色・腐食の原因となることがあるため注意が必要です。
換気完了までに時間がかかる場合には、上記でご紹介している「洗濯物が乾かない時」と同様の対応で問題ありません。それに加えて、下記の対処法を試してみましょう。
もし、ファンが回っている音がしない場合には故障の可能性がありますので、購入店舗やガス会社、管理会社に相談をしてみてください。
浴室暖房乾燥機を使用している際に、酸っぱい臭いや焦げたような臭いが漂ってきたら注意が必要です。これらの異臭は、単なる汚れだけでなく、内部パーツの故障や重大な事故に繋がるサインである可能性があります。まずは以下のポイントを確認してください。
浴室暖房乾燥機が頻繁に止まったり、異音が大きくなったりする場合、それは製品の寿命かもしれません。一般的に浴室暖房乾燥機の設計上の標準使用期間は「約10年」とされています。10年を過ぎると、各部品の経年劣化が進むだけでなく、メーカー側でも修理用部品の保有期間が終了しているケースが多くなります。
体を丸ごと交換せずに、故障した特定のパーツのみを取り換える場合の修理費用は、約20,000円〜50,000円程度が相場です。例えば、送風モーターの故障による異音や回転不良であれば、モーター本体代と技術料、出張料を含めてこの範囲に収まることが多いでしょう。
本体を新しく交換する場合、機器代に加えて「設置工事費」と、古い機器の「廃棄処分費用」が発生します。ガス式の場合は熱源機との接続が必要なため、電気式に比べて工事が複雑になりやすく、トータルの費用は15万円〜25万円程度が目安となります。
省エネ性能の高い浴室暖房乾燥機への交換は、国や自治体が実施する「省エネリフォーム補助金」の対象となる場合があります。特に断熱改修や高効率給湯器(エコジョーズ等)の設置と合わせることで、数万円単位の還元を受けられるケースがあるため、施工前に利用可能な制度を確認することが非常に重要です。
浴室暖房乾燥機のトラブルを最小限に抑え、寿命を最大限に延ばす最も効果的な方法は、月1回の「フィルター掃除」です。フィルターに埃が溜まると、吸い込む空気の量が減り、モーターに過度な負荷がかかって故障の原因となります。掃除機で埃を吸い取るか、汚れがひどい場合はぬるま湯で中性洗剤を使って洗い、完全に乾かしてから取り付けてください。
日常的な掃除をしていても、数年も使用すれば本体内部の送風ファンや熱交換器にはカビや細かな埃が蓄積してしまいます。これらが原因で効きが悪くなったり、異音が発生したりした時は、プロによる「内部クリーニング」を依頼するタイミングです。特に、フィルターを掃除しても酸っぱい臭いが消えない場合や、吹き出し口から黒い煤のようなものが出てきたら、内部がかなり汚れているサインです。
浴室暖房給湯器は非常に便利ですが、「異音する」「なかなか洗濯物が乾かない」など気になる症状がある場合には、上記でご紹介している対処法を試してみましょう。試してみても症状が改善しないのであれば、「ガス機器設置スペシャリスト(GSS)」の資格をもつ事業者やお店に相談してみることがおすすめですので、確認した上で問い合わせをしてみてください。
このサイトでは、この「ガス機器設置スペシャリスト」がどんな資格なのか、なぜこれがあると安心なのかを解説してくれているので、ぜひ安全・安心なガス機器設置のために、参考にしてみてください。