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浴室暖房乾燥機(ガス式)の交換工事の流れと所要時間

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新しい浴室暖房乾燥機を取り付ける場合、古くなったり故障してしまったものを新しいものに交換する場合と、設置されている換気扇を浴室暖房乾燥機に置き換える場合があります。どちらも工事にかかる時間は2~3時間程度で、その日の夜には浴室が使えます。一般的な交換作業の流れを、以下にご紹介します。

目次

浴室暖房乾燥機の交換工事の流れ

古い浴室暖房乾燥機の取り外し

作業は既存の浴室暖房乾燥機または換気扇の取り外しから始まります。浴室暖房乾燥機には温風を送るダクトが接続されていますので、最初にダクトを取り外してから、乾燥機本体を天井から取り外します。

新しい浴室乾燥機の設置

浴室乾燥機を新しい機種に交換する場合は、既存の送風ダクトをそのまま再利用できますので、ダクトを新しい浴室乾燥機に接続し、天井に設置して固定します。操作用のリモコンも新しい浴室乾燥機のものに交換します。

通気口カバー交換

交換する浴室乾燥機が、隣接する脱衣所や洗面所、トイレなどの換気も行うタイプの場合は、それぞれの部位に設置されている通気口のカバーも新しいもの交換します。なお、新しいカバーに交換することで美観が損なわれてしまうという場合には、既存のカバーを流用するという場合もあります。

動作確認

交換作業が完了したら、依頼者立ち合いのもとで、問題なく作動するかどうかの動作確認を行います。併せて、新しい浴室乾燥機の機能や操作方法も説明されます。

換気扇から浴室暖房乾燥機への工事の流れ

換気扇の取り外し

換気扇から浴室暖房乾燥機への交換の場合も、作業は既存の換気扇の取り外しから始めます。

電源新設工事

暖房機能のない換気扇から、暖房機能のある浴室暖房乾燥機への交換を行う場合には、専用ブレーカーの設置が必要です。既存の分電盤に未使用のブレーカーがある場合はそれを使用し、ない場合は新規で 子ブレーカーを設置する工事を行います。

浴室天井の開口

多くの場合、浴室暖房乾燥機は換気扇よりも大型で、温風を送るダクトの設置も必要となりますので、浴室天井の開口部分を必要な大きさに拡張します。浴室暖房乾燥換気扇のサイズによってはサニタリーパネルという防水性のある板材で補強を行います。

浴室乾燥機の設置

新たに浴室乾燥機を設置できる準備が整ったら、取り付け作業を始めます。天井裏から送風ダクト、リモコン用の配線、電源ケーブルを繋ぎ、本体を浴室の天井に固定します。リモコン機器も新しいものに交換します。

動作確認

ひと通りの交換作業が完了しましたら、最後に動作確認です。依頼者立ち合いのもとで、浴室乾燥機が問題なく作動する確認をおこないます。設置した浴室乾燥機の機能や操作方法などが説明されます。

消費者代表・喜々子さんのまとめ

浴室暖房乾燥機の交換には、古いものから新しいものへの交換と、換気扇から浴室暖房乾燥機への交換があるんですね。どちらの場合でも、ガス式の浴室暖房乾燥機への交換なら、「ガス機器設置スペシャリスト(GSS)」の資格をもつ事業者・お店にお願いするのが安心ですよね。

このサイトでは、この「ガス機器設置スペシャリスト」がどんな資格なのか、なぜこれがあると安心なのかを解説してくれているので、ぜひ安全・安心なガス機器設置のために、参考にしてください。

監修Sponsored by 日本ガス機器検査協会

日本ガス機器検査協会
中山 勝己さん

日本ガス機器検査協会について

一般財団法人 日本ガス機器検査協会は、ガス機器、ガス警報器、燃料電池等の検査・認証、水道に接続される給水装置の検査・認証、ガス工作物使用前検査や、ガス主任技術者試験事務、ガス機器設置スペシャリストといったガス機器設置に関する資格の教育講習など、幅広く活動している法人です。
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